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ニセの神を語る宗教を警戒しよう


- 「私は神だ」は、ありえない! -

 「2.神さまって、なんだろう?」でも書いたように、霊界においてすら、シルバーバーチのような超高級霊でも、『神』を見たことはないと言っているのです。
 ましてや、この地上に住む人間に、ホンモノの『神』が見えたり、『神』と話せたりするわけがありません

 しかし、現実にこの地上には、さまざまな宗教があります。
 そうした宗教の中には、特別な家系の人間を「生き神さま」だと言って拝んだり、教祖が「イエス・キリストの生まれ変わり」「仏陀の生まれ変わり」「女神アフロディテの生まれ変わり」…などなどと自称していたり、ある特定の動物を「神の使い」としていたり、それはそれは多くの「神」や「神の使い」が存在します。

 どうですか? みなさんは、こうした宗教の『神』を信じますか?

 「私は『神』と話をした。『神』を見た。」…と言っている人には、2種類の人がいます。  
 一つは、ただの大嘘つきです。
 『神』を見た、話した、と偽って、宗教団体を作り、人々をだまして金品を集めようとしている人です。 世の中の宗教の教祖には、残念ですが、こういう大嘘つきがたくさんいます。
 二つ目は、本当に自分が「『神』を見たり、『神』と話せた」と信じ込んでいる人です。
 こういう人には、悪意はありません。 むしろ、素直で親切、純粋な心の人が多いかもしれません。 そして、彼らには確かに「霊感」や「超能力」のような能力も備わっている場合が多いです。
 しかし、彼らが『神』だと思い込んでいるものは、良くても自分の守護霊や背後霊 (守護霊・背後霊についてはいずれ説明します) であったり、たいていは地上界をさまよっている低級な霊、最悪の場合は災いをもたらす邪霊だったりします。
 
 霊界の高級霊は、どんなことがあっても、けっして自分を『神』だなどとは名乗りませんし、自分のことを人間がむやみに崇めて信仰の対象にすることを、非常に嫌がります。 事実、シルバーバーチも、その交霊会で、自分にお礼を言う人がいると、「どうか私に礼を言わないで下さい。その感謝は、神に捧げて下さい。」と、必ず返していました。
 ですから、自分を『神』だなどと名乗って出てくる霊がいるならば、それは、間違いなく低級霊、あるいは邪霊です。

 宗教の教祖で、自分自身を『神』だと言っている人もいます。
 その場合は、その人に低級霊か邪霊が憑依していることが多いのです。 とても気の毒ですが、その人は、もう自分の肉体を、そうした霊に乗っ取られているのです。 でも、もっと可哀想なのは、そんなことを言う教祖にだまされて、その言いなりになっている信者たちです。

 人間は、とても苦しい目にあったり、悲しい体験をすると、どうしても何かにすがりたくなることがあります。
 そんなときに、『神』を見た、話した、などという人がいると、つい、その人に頼りたくなってしまいます。  
 そうした人間の弱い心につけこみ、「うちの宗教を信じれば、幸せになれますよ。 お金持ちになれますよ。 死んだら天国に行けますよ。」などと言葉たくみに誘ってくる人もいます。
 そして、きちんとした霊界の真理を知らないままでいると、いつのまにか、そういう宗教を信じてしまうことになります。

 宗教だけではありません。 占い、などもそうです。
 この世の中には、「カリスマ占い師」などと呼ばれる人もいますね。
 そうした人に、「あなたの名前は不幸になる名前だから、この○○という名前に変えなさい」…などと言われたらどうしますか? 「私の言うことを聞いて変えなければ、あなたは地獄に行きますよ。」と脅されたら、どうしますか?
 きちんとしたスピリチュアリズムの知識がなければ、こうした脅しは、確かに恐ろしいものでしょう。 でも、ちゃんとした霊的真理への理解があれば、この世に地獄など存在しないことは明白です。 地獄は、各自の心が作り出すものだということを知っていれば、どんなカリスマ占い師の言うことだろうが、そんなものは怖くも何ともありません。

 このように、地上には、なまじ霊の知識が無いばかりに、ニセの『神』や、ありもしない『地獄』が存在しています。
 どうぞ、みなさんは、自分の理性で、しっかりこれらを見きわめることができるようになって下さい



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ジュニアのためのスピリチュアリズム入門表紙   Spiritual Cord