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死んだばかりの人が行くところは?


- 幽界 または エーテル界 -


 「死ぬ」とは、どういうことなのでしょうか?

 その話をする前に、まず、霊と肉体の関係について理解しておかななければなりません。
 「人間は肉体をともなった霊なんですよ」…ということですが、それでは、その霊と肉体は、どのようにして結びついているのでしょうか?
 
 右側の図を見て下さい。
 人間は、この図のように、4つの要素からできています。
 つまり、肉体、幽体、霊体、そして霊の本体、からです。
 肉体は、今みなさんが見たり触ったりできる、その肉体ですからわかりますよね。
 幽体は、目には見えませんが、肉体とそっくり同じ形をしていて、肉体と同じ動きをします。 みなさんの肉体の成長にあわせて、いっしょに大きくなります。 ただ、肉体と違う点は、幽体は、いったん大人になると、そのままけっして老化しないのです。 肉体はおじいさんやおばあさんになっても、幽体は、若いときのままなのです。 また、もし肉体が大怪我をして、手足が切断されるようなことがあっても、幽体の方には、きちんと手足が残っています。
 人間は、肉体が死ぬと、この幽体で生活をはじめますが、その生活の場が、幽界またはエーテル界と呼ばれるところなのです。

 (「霊体」と「霊の本体」については、また別にお話しますが、簡単に説明すると、霊体とは、幽界を卒業して霊界に移ったときに使う体です。 霊本体とは、これこそが、霊界も卒業した先に続く、永遠のものです。)

 さて、それではさらに話を進めましょう。
 肉体と幽体は、そっくりの形をしていて、同じ動きをするわけですが、では、この二つはどのようにしてつながっているのでしょうか?

 実は、肉体と幽体は、毎晩わたしたちが眠ると、離れているのです。
 肉体が眠っている間、幽体はそこから離れて、幽界に行ったり、または地上のどこか別の場所に行ったりしています。 でも、このときのことを目が覚めてから思い出すことは、ほとんどありません。
 では、この幽体が肉体と離れている間、二つはバラバラに切り離されているのでしょうか? ちょっと心配になりませんか?
         
 実は、わたしたちの肉体と幽体は、この上の図のように、シルバーコードというひもでつながれています。
 シルバーコードは、長さがどこまででも伸びる不思議なひもです。
 地上で肉体が生きている間は、このひもはけっして切れることがありませんが、永遠に切れないわけではありません。
 シルバーコードは、ある時が来れば、必ず切れます。
 そう、その切れるときが、「死ぬ」ときなのです。

 さあ、それではシルバーコードが切れるとき、わたしたちはどんな感じなのでしょうか?
 とても苦しかったり、痛かったりするのでしょうか?
 いえいえ、そんなことは絶対にないそうです。
 シルバーコードでつながれていた肉体を脱ぎ捨てて、幽体だけになったわたしたちは、ともすると、自分が死んだことにすら気がつかないかもしれません。 中には気がつかないまま、自分はまだ生きていると思い込み、ずっと地上をさまよう地縛霊になってしまう人もいますが、でもたいていの場合は、自分のまわりに、もうとっくの昔に死んでしまったはずの懐かしい人々が、笑顔で集まってきてくれているのに気がつくでしょう。 その人たちは、わたしたちが霊界にまた帰ってきたことを喜んで、迎えに来てくれた人々です。
 
 暫くすると、地上で人間だったときには出会ったことがないけれど、なんだかとても親しい気持ちがわきあがってくる人にも出会います。 そう、この人こそ、わたしたちが人間だったときに、ずっと見守ってくれていた、わたしたち一人一人の守護霊です。

守護霊については、また別のページで詳しく説明します。)

 守護霊は、多くの場合、わたしたちを幽界、または、エーテル界と呼ばれるところにある、死んだばかりの人(霊)が集まるところに案内してくれます。
 そこは、まだ肉体を捨てて幽体になったばかりのわたしたちが、その状態に慣れるための場所ですが、とてもいごこちが良く、ちょうど地上で人間が考えている「天国」のようなところです。
 ここで、それぞれに過ごした後、それぞれの思いや気持ちにふさわしい、わたしたち自身が「一番しあわせだ」と感じられる場所へと移って行きます。

 ・・・ただ、以上は普通の死に方をした普通の人の場合で、人によっては、シルバーコードが切れて(つまり死んで)からしばらくはずっと眠り続けることもありますし、または、幽界はただ通過して、すぐにその上の霊界へと行ってしまう人(霊)もいます。 そうかと思えば、幽界にも行けず、ずっと地上でウロウロし続ける人(霊)もいます。

 やはり、地上で人間として生きていたときに、死んでからのことをどれだけ学んで正しい知識があるか…ということは、とても大切なんですね。



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ジュニアのためのスピリチュアリズム入門表紙   Spiritual Cord